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主な測定法

  • 【標準測定】
  • 軟X線吸収分光 (XAS) – RIXS装置を利用
  • 軟X線光電子分光 (XPS) – NanoESCA装置を利用
  • 角度分解光電子分光 (ARPES) – SCORPIUS装置を利用
  • 【アドバンスト測定】
  • 共鳴非弾性X線散乱 (RIXS)
  • ナノX線光電子分光 (NanoESCA)
  • マルチモーダルオペランド顕微分光 (SCORPIUS ※開発中)

概要

BL07Uは50~2000 eVの軟X線を利用して、物質の電子状態解析をおこなうビームラインです。 APPLE-II型の楕円偏光アンジュレータによって、垂直・水平直線偏光や左右円偏光を利用する設計となっています。 偏角および発散角のエネルギー依存性がない光学系を採用しております。
実験装置として、ナノX線光電子分光装置(NanoESCA)、軟X線マルチモーダルオペランド顕微分光装置(SCORPIUS) 、共鳴非弾性X線散乱装置(HORNET)がタンデムに配置されています。 固体、液体、気体の電子状態・化学状態を解析します。

ビーム特性

  • エネルギー ・50 ~ 2000 eV (水平直線偏光)
    ・86 ~ 2000 eV (垂直直線偏光)
    ・50 ~ 1000 eV (左右円偏光)
    ・800 ~ 2000 eV (左右楕円偏光)
  • フラックス > 1x1012 photons/s (計算値、エネルギーや実験条件に依存する)

光源と光学系

53極・周期長75 mm のAPPLE-II型アンジュレータを光源とし、回折格子分光器で単色化した軟X線ビームが利用可能です。 分光器の下流にスリットがあり、エネルギー分解能の調整や、走査型イメージングにおける仮想光源として利用できます。

実験ステーション

【HORNET】

  • 測定法 ・X線吸収分光 XAS(TEY、PFY、自動測定) 1スペクトル10分程度 【標準測定】
    ・X線吸収イメージング(TEY、PFY) 【標準測定】
    ・共鳴非弾性X線散乱 RIXS [アドバンスト測定]
  • ビームサイズ ・約30 μm (水平)× 1 μm(垂直)
  • 試料 ・固体 【標準測定】
    ・固体、液体、気体 【アドバンスト測定】
    ・試料マウントについて
  • 測定例 ・BL07U XAS 測定例

【NanoESCA】

  • 測定法 ・X線光電子分光 XPS 1スペクトル15分程度 【標準測定】
    ・X線吸収分光 XAS(TEY,AEY) 1スペクトル10分程度 【標準測定】
    ・共鳴光電子分光 【標準測定】
    ・X線光電子イメージング 【アドバンスト測定】
  • ビームサイズ ・1 mm角 【標準測定】
    ・Φ 100 μm (FZP使用) 【アドバンスト測定】
  • 試料 ・固体(導電性があり、観察対象が表面から2 nm以内に存在すること)
    ・試料マウントについて
  • 測定例 ・BL07U PES 測定例

【SCORPIUS】

レイアウト

アドバンスト測定

アドバンスト測定として、
・HORNET 共鳴非弾性X線散乱、溶液セルを用いた液体・気体の測定
・NanoESCA ナノ光電子分光、ナノ光電子イメージング
・SCORPIUS マルチモーダルオペランド顕微分光(※開発中)
ができます。
また、これらの装置では、トランジスタや電池などのオペランド測定を実施できます。
詳細については、担当の原田教授(東大物性研)にご相談ください。