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白色X線CTにおける高分解能CTの運用について

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背景

·BL09Wでは白色X線を用いた広視野CT測定(水平20 mm×垂直4 mm)をご利用いただいてきました。
·その一方で、空間分解能についてはご満足いただけていない状況でした。

これまでの取り組み

·これまでに以下のスタディを行うことで、BL09Wでの高分解能CTの可能性を検討してきました。
      ≫BL10Uの高分解能CTと同様のカメラセットの利用(東北大学農学部の先生方のご協力によるもの)
      ≫アッテネーターの利用による低エネルギーX線のカット

今後の運用について

· BL09Wでも高分解能CT測定が実施可能 であることを確認しました。

·現在、関連機器の追加整備を進めており、段階的に高分解能CTを標準測定としてご利用いただけます。
      ≫2025年7月~12月:他BLからの貸与品等を含めた高分解能CTの利用 (事前相談が必須)
      ≫2026年1月頃~:新規導入備品による高分解能CTの利用

      *1)導入機器の調達状況によって上記のスケジュールは変動する可能性があります。適宜ホームページにて情報発信いたします。
      *2)高分解能CT実験をご希望される場合、当面は日程調整や機器調整を行いながらの運用となることをご理解ください。

広視野CT @BL09W:市販チーズ


高分解能CT @BL09W:市販チーズ


BL09W 25 keVで初めて観測に成功した(BL10U 15 keVでは流動が生じて観測が困難だった)

広視野CTと高分解能CT @BL09W:CFRP


高分解能CT@09Wでは、直径10 μmの炭素繊維を分離して観測することが可能

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