BL09Uに新たに「蛋白質結晶構造解析エンドステーション」を設置し、運用を開始する運びとなりましたので、
事前のご案内をいたします。
本エンドステーションは、創薬ターゲットとなる蛋白質などの生体高分子やバイオマテリアルの構造解析を主な
目的として設計されており、ライフサイエンス分野における皆様の研究を力強く支援するものです。
2025年11月頃を予定しています。
本エンドステーションは、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター、多元物質科学研究所、
およびSPring-8との連携のもと、日本医療研究開発機構(AMED) 生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)からの
支援を受けて開発が進められており、以下の特徴を有します。
高スループットなデータ測定:多数の試料を効率的に測定し、創薬研究等を加速させます。
高分解能な構造解析 :精密な立体構造情報をもとに、蛋白質の機能解明に貢献します。
微小結晶への対応 :従来測定が困難であった微小な結晶からの構造解析を目指します。
生体分子の動的観察 :将来的に蛋白質などが機能する様子をリアルタイムで捉えること(ダイナミクス観察)を
目指した設計となっています。
装置の詳細な仕様や利用手続きについては、準備が整い次第、改めて本Webページにてご案内いたします。
注意事項
1.導入機器の設置状況によって上記のスケジュールは変動する可能性があります。
※適宜ホームページにて情報発信いたします。
2.本情報は2025年7月現在の計画に基づくものです。詳細な仕様や利用条件については、正式運用開始前に
改めてお知らせいたします。