NanoTerasuの利用方法

NanoTerasuの利用は、大きく分けて「コアリション利用」と共用促進法に基づく「共用利用」の2つの枠組みがあります。光科学イノベーションセンター(PhoSIC)は、自由度が高く、組織が戦略的に利用できるコアリション利用の枠組みを提供しています。

Strategic Utilization

コアリション利用

企業、学術機関、国プロ、地方自治体等が組織として、非公開(成果占有)で効率的に活用するための枠組みです。 「コアリションメンバーに加入」することが基本ですが、自治体等の支援制度や分析会社のサービスを通じて利用することも可能です。

FOR EDUCATION

高校の授業・探究活動での利用

次世代を担う人材育成のため、高校生の皆さんが「本物の科学」に触れる機会を積極的に支援しています。 授業や部活動、探究活動の一環として、特に低価格(あるいは実質無料)で利用できる専用の制度を用意しています。

高校教育利用の詳細を見る

共用利用

国(QSTと登録機関)の募集に応募し、採択されることで成果公開を前提に利用する枠組みです。(※詳細は下記サイトへ)

QST NanoTerasu サイト ↗

コアリションメンバーシップ会員加入

コアリションメンバーとは

当財団では、個人ではなく、組織としてNanoTerasuの継続的なユーザーとなっていただく企業・大学を『コアリションメンバー』と呼んでいます。
この名称は、ユーザー企業が必要に応じて学術研究者と一対一の研究開発の連合(コアリション)を組み、製品開発・技術開発等の「競争領域」で放射光施設を利活用できる仕組みを採用していることから名付けたものです。

加入金をお支払い頂いたコアリションメンバーは、建設にコミットして頂くことにより、成果占有利用や学術とのマッチングなど従来の放射光施設にはないメリットを享受することができます。

加入金は一口5,000万円としており、本格的運用開始後は当財団が定める利用方針に基づき、一口につき年間200時間を上限として、10年間施設を利用する権利を得ることができます。(利用時間に応じて施設利用料が別途必要になります)。

つまり、年間あたり500万円+時間あたりの利用料金で、10年間にわたって、設備のメンテナンスコストや設置スペース、オペレータを抱えることなく、世界最高輝度の放射光による分析が可能となる権利を得ることができます!しかもその結果は、全て非公開です。

次世代放射光施設では、国内の既存の設備においてこれまで分析が難しかったリチウムやカーボンなどの軽元素を高輝度で分析できることから、触媒・電池、エレクトロニクス・フォトニクス・情報通信、エンジニアリング、自動車・輸送用機器、鉄鋼・金属・鉱業、健康・医療、食品・農林水産、エネルギー・環境、医薬・バイオテクノロジー、ソフトマター、セラミックス、ナノテクノロジー、情報科学などの分野での利活用が期待されています。

加入メリット

コアリション加入メリット

(加入口数が1口の会員様向け)

  • 施設利用権:加入から10年間、加入1口あたり、年間最大200時間の施設利用権利を得られます。
  • 毎月の利用申込:月単位で利用申し込みが可能。タイムリーな測定が可能に。
  • 課題審査不要:利用申込の際、課題審査が不要。安全審査のみ。
  • 成果占有:施設活用により得られた成果を占有できます。
  • 学術とのマッチングサービス:産学共創(コアリション)による課題解決支援。
  • 専門スタッフによる支援:ビームライン担当者による技術相談。

プレミアムメンバー・サービス

(加入口数が2口以上の会員様向け)

加入口数が2口以上のゴールド会員、5口以上のプラチナ会員の得るインセンティブです。

  • ゴールド会員(2口以上):利用申込の希望が優先されます。連続利用可能時間も増加します。
  • プラチナ会員(5口以上):さらに優先的な利用申込が可能。社内の緊急課題にも柔軟に対応できます。

加入に関するご相談はこちら

加入相談: promotion [at] phosic.or.jp

ものづくりフレンドリーバンク

東北経済連合会ビジネスセンターを窓口とし、中小規模の企業の皆様に向けた制度です。一口50万円の拠出で、年間2時間の施設利用権を10年間保有いただけます。

分析会社による受託分析

コアリションメンバーでない企業様でも、以下の分析会社が提供する有償の受託分析サービスを通じて、NanoTerasuの高度な分析機能を活用することが可能です。専門家による測定代行やデータ解析を含めたトータルサポートが受けられます。

シェアリング2000・自治体支援

NanoTerasuの活用を促進するため、宮城県、仙台市をはじめとする周辺自治体や公的機関が、様々な補助金・支援制度を用意しています。

利用支援制度(シェアリング2000等)

NanoTerasuの利用料金の一部を補助したり、測定の技術支援を行う制度です。

公的機関による伴走支援

技術相談やビジネス展開のサポートを行う公的機関の窓口です。

高校教育利用

仙台市、宮城県、東北大学、そしてPhoSICは、連携して次世代を担う人材育成に取り組んでいます。高校生の皆さんが「本物の科学」に触れるためのプラットフォームを提供します。

高校生による探究活動

探究活動での実験利用

専門家によるサポートのもと、本格的な放射光実験に挑戦できます。

文理融合授業

社会課題解決やイノベーション創出をテーマにした授業支援も行っています。

高校生による探究活動での実験利用

測定日学校名
令和7年11月13日山形県立 山形東高等学校
令和7年11月11日横浜女学院高等学校
令和7年11月5日山形県立 鶴岡工業高等学校
令和7年10月28日仙台市立 仙台青陵中等教育学校
令和7年10月10日宮城県古川工業高等学校
令和7年8月5日仙台市立 仙台青陵中等教育学校
令和7年8月4日兵庫県立 飾磨工業高等学校
令和7年7月18日一関工業高等専門学校
令和7年2月27日宮城県古川黎明高等学校
令和7年2月21日福島県立安積高等学校
令和6年10月17日宮城県農業高等学校